石川日独協会×劇団アンゲルス
共催企画
第16回公演「下田のお吉」
山本有三作品「女人哀詞」を原作とした
ドイツ演劇の巨匠B・ブレヒトと
ヘッラ・ヴォリョキ(フィンランド)との共作戯曲
Judith von Shimoda の本邦初演!
原作:B・ブレヒト”Juduth von Shimoda”
劇場バージョンの再構成:ハンス・ペーター・ノイロイター(Hans Peter Neureuter)
台本・演出:岡井 直道
翻訳:楠根 重和
■出演者
月原 豊(劇団アンゲルス)
下條 世津子(劇団アンゲルス)
澤田 春菜(劇団アンゲルス)
川本 千晴(劇団アンゲルス)
風李 一成(KAZARI@DRIVE)
雨宮 貴紀(KAZARI@DRIVE)
山本 翔太(KAZARI@DRIVE)
岡崎 裕亮(劇団ジョキャニーニャ)
新保 正(児童劇団さくらんぼ)
LAVIT(劇団ひまわり金沢)
古林 絵美(劇団ひまわり金沢)
加賀谷 千代(劇団ひまわり金沢)
清水 綾子(劇団ひまわり金沢)
東 義久(劇団ひまわり金沢)
内多 優(劇団ひまわり金沢)
池田 青加(劇団ひまわり金沢)
楠根恵理佳(新人)
舞台監督:本庄 亮(劇団アンゲルス)
舞台美術:高橋 良
照明:松本 徹(照研)
美術:遠藤 朝子
映像:嬉野智裕・山内 崇寛
ギター演奏:池田 洋一郎
作曲・演奏:ヌケアナ
制作:劇団アンゲルス
同時開催
「高橋良展」 × 「輪島塗り展」
会場:金沢市民芸術村ドラマ工房
入場料金:一般 \2000 / 高校生以下 \1000
今日演ずるものは理想化したものではありません
この娘を一種の聖ヨハンナと解釈して貰って結構です
なぜならこの娘は火あぶり同様の目に逢うからね、それも同じ住民から
(1940/Brecht)
ブレヒトの「お吉」:
幕末の1856年、アメリカの初代日本総領事「ハリス」が、下田に就任し、芸者「お吉」はハリスの世話役として心ならずも領事館に送られる。お吉は、胃病に苦しむハリスに、国禁を破って牛乳を飲ませるなどして心を込めた看病をする。この献身的な働きにも関わらず、その後は「唐人お吉」と疎まれ続けた一生となる。ブレヒトは、この「お吉物語」を劇中劇として1940年を現在時間とし、日本の新聞社主、文学者、イギリスの東洋学者、アメリカの女性ジャーナリストを登場させ議論させている。それは「英雄」についての、きわめて現代的な“問いかけと思考”を即す手法となっている。
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