母と娘の物語 ハイル・ターイハ
『公文協アートキャラバン事業 劇場へ行こう3』参加事業
〜ITI「紛争地域から生まれた演劇シリーズ」15周年・地域連携プロジェクト〜
2023年9月21日(木)〜24日(日)
娘の名はハイル(馬)、母の名はターイハ(さすらい)。
ベドウィン族とクルドの間に生まれたハイルが因習と現代的生活のはざまで揺れながら成長し、女性として自立する姿を、音楽や詩をふんだんに用いて描く語り物。多様性の中に「シリア」のアイデンティティを探る作家の真骨頂。
クルド語交じりのアラビア語で書かれ、2008年出版。2015年にはパレスチナのイエス・シアターによりアラブ演劇祭(※)で初演され、カースィミー賞を受賞した。