第1回公演「Macbeth」

◎金沢市民芸術村こけら落し演劇祭参加作品

1996年
12/27(金)19:00
12/28(土)14:00/19:00
12/29(日)14:00

作:W.シェークスピア
演出:岡井直道

■スタッフ
音楽:川本哲
照明:Bearnd Erbs/宮向隆
効果:若山琢朗
衣装:田中静子
装置:俵本正隆
美術:木澤愛朗/高田初恵
制作:岡田孝志

■出演
青海康夫
穴田潔
泉崇(演劇アンサンブルかなざわ)
今井淑恵(新人類人猿)
岩田大剛(新人類人猿)
江口耕平
岡田孝志
奥村太一
表川直巳
久保修一(東京演劇アンサンブル)
五箇嘉寛
喜多尾浩代(Esqui nouver)
柴田貴子
下條世津子(東京演劇アンサンブル)
塚林淑江(新人類人猿)
辻博也(新人類人猿)
日置達也
松本巨土
水野徳子
森尾舞
山本萌(金沢舞踏館)
若山知良(新人類人猿)

ーもう眠りはない、マクベスは眠りを殺したー

■四千メートルの高地に魔女が住む。魔女も精霊も人も万物とともに生きる。そんな天地が深い”眠り”の中に見えてくる。「いいは悪いで、悪いはいい。」「きれいはきたない、きたないはきれい。」「光は闇、闇は光。」高地に風が吹き、人々の汗や血や糞尿を乾かす。これらは塵となって大気に溶け込む。風が身にまとった布をはためかす。風に洗われた布は、聖なる幟となり大気の循環の中で、はためく。ここでは清と濁が連続している。 

■もし虚偽が真実の反対なら、わたしたちは英知を獲得できる。嘘つきの言葉を信じなければいいからだ。ところが現実には、真実が虚偽であり、虚偽が真実であるような事態が出来する。

[かなざわ演劇人協会]の発足時に、金沢在住者と他の地域に住む者が、ともに稽古をし演劇上演することを望んで、グループが生まれた。様々な才能がクロスオーバーして、個の中に秘められた可能性を引っ張り出す。開かれた演奏芸術が持つ活力にあこがれ、揺さぶられ、自由であることを渇望する。それぞれがそれぞれの地域住人でありながら、ここに集まるもの達は、十分に”遊民”なのだ。 

現在31人。演出家、舞踏家、俳優、照明家、デザイナー。プロフェッショナルもアマチュアも混在し、年齢、性別、国籍も様々。この金沢の地で出会い、”演劇”を奏し、別れ、また再び出会う。演劇活動を連続する中で、多様なネットワークを作り出したい。私達の舞台は、金沢で創り、この世界の様々な地域で上演することになるでしょう。